本日は、代々木上原の古賀政男音楽博物館(けやきホール)にて、第35回サウンドポット(尺八)コンサートに参加する。師匠の中村一明先生には以前呼吸法をならったことがある。やめてからもいつもこのコンサート出演のご案内がくる。何年も躊躇していましたが、ここ数年前から参加している。私のホルン系ハーモニカの演奏を聴いて、尺八のみなさんのハーモニカのイメージが更に加わったことはうれしいことですが。えっ!それハーモニカですか・・・・❔。こんなこといわれないように、もっともっと演奏の機会を増やしていかなければと思います。
尺八の演奏には「所作」というものがある。日本の古典楽器には多い。歩き方・楽器の持ち方・口元への尺八の当て方・一呼吸おいての演奏等々。とにかく虚無僧尺八の演奏は『静』だ。合奏を聴いてもやかましくない。そして心の奏法にも「一音成仏」というものもある。尺八の原点は修行のためのもので、現在のように人に聞かせる尺八ではなかったようです。「一音成仏」か凄いな。「一音一音」を大切に吹くとよく言われますが、それを通り越して、成仏するほどに「一音」を高め高め吹奏するという尺八の神髄。これ如何に。