昨年はコロナ禍にあって一つだけうれしいことがありました。それは「はやぶさ2」の生命の謎を解明する6年におよぶ探査てす。このときばかりは人間はすばらしい生き物だなあと感嘆するばかりです。
そして、今年になってはじめてうれしいことが二つありました。一つは1月22日「核兵器禁止条約」が発効したことです。核兵器が史上初めて国際法で違法とされたのです。コロナ禍にあっても、人類の歴史はわずかながらも進んでいるものだと感嘆いたします。
もう一つは、これはニュースの片隅にのっていたことです。1月20日、ドイツ政府が、養鶏業界で行われている「雄のひよこ」の大量殺処分を禁じる政令を閣議決定したことです。世界で初だという。発効は2022年からだという。これも、動物生命の尊厳・福祉にとって極めて重要な一歩です。
私たちの食卓に欠かせない大切な「卵」ですが、今、国会でも問題となっている養鶏業界の「鶏」」たちの飼い方の非人道的(あえて非人道的といいます)扱いに「賄賂??」が疑われているのです。私達の「卵」の多くは一回転も出来ないゲージに入れられた「鶏」たちが生んでいます。
そして「鶏」たちは、鳥インフルともなれば、無選別の大量の殺処分と埋め立て。しかし、これが数十年後、腐敗つくされて、うじ、ウイルス、細菌、微生物の病巣となって、いつの日か人類に襲い掛かってくることを危惧しています。