ウイルス・細菌と肺そして人類滅亡の道か?

中外製薬提供

人間の肺はウイルス・細菌に対して、いかに無防備であるか、今回の新型コロナウイルスで思い知らされました。人類のはるかはるか祖先が海での鰓呼吸から肺呼吸に大転換をしたときは、今日のように、地球の大気は汚れ切ってはいなかったことでしょう。ウイルスや細菌との出会いも少なかったに違いない。だから、その後の人類は、現在の呼吸の仕組みでよかったはずです。
しかし、今日の時代では、肺の気管支・肺胞はウイルス・コロナ・細菌・放射性物質・大気汚染等に対して、いかにも無防備である。

消化器系では胃が強力の関所となってウイルス・細菌等の異物混入を防いでいてくれる。それでも防ぎきれない細菌もある。その場合は食中毒となる。呼吸器系では、胃に相当する臓器が存在しないのだ。

人類の弱点は呼吸器系にあるように思います。しかし、それは人類の諸活動が招いたことであって、呼吸器系の失敗ではない。知れば知るほど私たちの呼吸の仕組みに驚愕いたします。

しかし、人類の進化の過程で、これからも果てしなく続くウイルスや細菌との死闘において、何十万、何百万年後には、人類にも、消化器系の胃に相当するものが、呼吸器系の気管支のどこかに強力なフィルターの臓器として創られいくことを期待したい。が、その前に人類は、恐竜と同じように栄華に溺れ、環境の変化(ウイルス・細菌・放射性物質・大気汚染等々)に適応できずに、その滅亡の歩みを進めているのかもしれない。先進国の死亡の原因の一位が気管支炎・肺炎・肺癌・肺気腫・結核等によるものであることが、そのことを予感させています。

私たちは今こそ、自ら人類が絶滅危惧種にならないためにも、万物流転・天変地異・すべての生命そして宇宙の法理を見直す機会ではないでしょうか。

1 スペイン風邪 1918年

「ウイルスによる新しい感染症が続々と出現し、1950年代末からでも約40種に上る。発生の原因は、自然環境の大規模な破壊で、生息地を追われた野生動物が病原体を拡散するケースが多い。また、都市化による過密社会が感染症の温床になり、パンデミック(感染症の世界的大流行)を引き起こしている。」opoinion3/11より